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ニューヨーク州でC-Corp会社設立を考えています。税金などのことを配慮し、標準的な発行株数と株価を教えて下さい。
ニューヨーク州の法人に対する課税は、次の4通りの方法で税額を算出して、一番高い税額を支払います。

@純利益に対して7.1%の税率を掛ける方法
A純資産(資産から負債を差し引いた額)ベースに0.15%の税率を掛ける方法
B減価償却などを繰り戻した最低課税所得に1.5%を掛ける方法
C25ドルから175ドルまでの最低税金(売り上げの額により違い、100万ドルを超える売り上げの場合は、500ドルから5000ドルまで)

会社を設立した後数年間、損失になる会社が多いのですが、その場合は、最低税金を払うことになります。最低税金は売り上げの額により、最低税金として25ドルから175ドル払います。利益が出始めると、@の純利益ベースの課税の方式で税金を払うことになります。
Aの純資産ベースの税額は、会社の資本金を大きくした場合に発生することがあります。たとえば資本金10万ドルとして、売り上げが40万ドル、そして少し赤字の会社の場合、純資産ベースの課税額が150ドルになり、最低税金の75ドルを上回ることになります。資本金をむやみに膨らますのは好ましい事ではないと言えます。
規模の小さい会社の場合、一般に無額面株式200株を発行する会社が多いです。ニューヨーク州以外で設立された会社でニューヨーク州でビジネスを行う会社は、州の法人税の他に、ライセンスフィーを払います。無額面株1株につき5セント、額面株の額の0.05%を払います。いずれにしても額は小さいので、あまり気にする必要はありません。
会社を作る際に一番大事な事は、ビジネスを運営するのに、一体、いくら資金が必要かということを考える事です。
(回答:山口猛会計士)
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