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Maypro Industries, Inc, USA, Japan, China, QOL Labs, Inc. USA, Japan, China
山田進氏 |
 名前 : 山田 進
設立年度 : 1977年
設立時年齢 : 34歳
会社の形態 : S Corporation
業種 : サプリメント素材と製品の製造・輸出入・販売
設立州 : ニューヨーク
起業時の準備金 : 5000ドル
経歴 ： 65年神戸外大英米学科卒。中外貿易（株）入社。68年大阪市大経済学部卒。
71年Chugai America のNY 化学品部部長、75年NY市立大学BaruchでMBA取得。78年Maypro Industries, Inc.設立。現在に至る。
会社情報
会社名 : Maypro Industries, Inc, USA, Japan, China, QOL Labs, Inc. USA, Japan, China
年商 : 5000万ドル
従業員数 : 55名
山田社長は商社の駐在員として渡米し、それから６年後に独立しました。77年にサプリメント素材の商社であるMaypro社を設立。コエンザイムQ10を 米国に初めて紹介するなど日本と米国、中国を舞台に次々と事業を拡大し、30年間増収増益を続けています。わずか$5000からはじめた事業を年商50億 円の会社に育て上げた手腕は、非常に興味深いものです。日本にいた時は働きながら夜学に通い、会計や化学の知識を身につけました。駐在員時代も勉学に励 み、MBAを取得しました。また「ケチの山田」いわれながら給料の半分近くを貯金し、$5000の資金と起業後2年分の生活費を貯めた信念の強さは、これ から起業を考える方に参考になるはずです。
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| 起業した時、苦労したこと |
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長年勤めた会社をやめた途端、周囲の対応が一変した。当時日本人の少なかったNYでは、頼りに出来る人も少なく、一匹狼になった孤独感を感じた。大企業の バックアップを失い、以前付き合いのあった銀行もなかなか相手にしてくれない。数万ドルから時には数十万ドル必要な仕入れのための資金確保には苦労した。 また、やめた会社の商権を侵害するわけにはいかず、新たな顧客や商材を一から開拓せねばならなかった。起業時すでにいた妻や二人の娘を一人で守るというプ レッシャーや不安を抱えながら、必死に、しかも慎重に事業を進めていった。
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| これから起業する人へのアドバイス |
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独立する前に、出来る限り自分の能力を高める努力をしてください。経営には専門知識のほか、会計やマーケティングなどさまざまな知識が必要になります。起 業時は、自分の能力を補う人を雇う余裕もなく、自分の能力だけが頼りです。独立前から様々な分野に興味を持ち、学んでおくこと。これが起業後の経営を支え ます。
家族がいる方は家族、特に配偶者の理解と協力を得ることが大事です。ある程度の生活費は別に確保したり、将来について十分に話し合い、理解を得たりすることで、起業後も家族が心の支えになり、安心して経営を行えます。
事前に周到なマーケティングを行うことも大事ですが、同時に具体的な夢は何か、会社の使命とは何かを明確にし、ブレることなく継続的にそれを追求してください。
初出：「アメリカンドリーム8月号」 |
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| 取材・木田俊彦 / Johnman USA 社長。同志社大学卒。リクルート退社後、９４年に渡米。カラオケのパイオニアとして、また、NYの若手起業家グループの中心的存在として活躍中。 |
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